朝晩は少し肌寒いくらいの日も増えてきて、温かいコーヒーが一段と美味しく感じられる季節になりましたね。休日の朝、窓から差し込む光を浴びながら、ゆっくりハンドドリップで淹れる一杯…。うーん、至福のひとときです(≧∇≦)
さて、そんな最高のコーヒータイムですが、皆さん、お店で豆を選ぶとき、迷わず「これください!」って言えますか?
キラキラしたパッケージ、壁一面に並んだ豆の種類、そしてカタカナの呪文…。
「エチオピア…?グアテマラ…?国の名前だよね…??」
「中煎りと深煎りって、色が違うだけじゃないの?」
「酸味と苦味って言われても、どっちも感じるし…」
何を隠そう、これは全部、数ヶ月前の私の心の声です(笑)。結局、よく分からないからいつも「マイルド」とか「スペシャルブレンド」とか、無難な名前のものばかり選んでしまう…。そんな「コーヒー豆ジプシー」でした。
でも、ある出会いをきっかけに、今では自信を持って豆を選べるようになったんです!
ということで今回の記事では、かつての私のように「豆選び、ムズい!」と感じているあなたが、この記事を読み終える頃には「なるほど、そういうことか!」「次はアレを試してみよう!」と、コーヒー豆選びが楽しくなる「味の傾向マップ」を伝授します!
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私が「コーヒー豆ジプシー」を卒業するまでの道のり
ハンドドリップからすっかりコーヒーの魅力にハマった私。でも、ハマればハマるほど、豆の種類の多さに圧倒されていきました。
おしゃれなコーヒーショップの棚の前で、仁王立ちならぬ「フリーズ立ち」すること数分間。パッケージに書かれた「フローラルな香り」「チョコレートのようなコク」という言葉を読んでも、味の想像が全くできないんです(ーー;)
そんな私の惨状を見かねて、救いの手を差し伸べてくれたのが、バリスタとして働く友人でした。
「難しく考えすぎ!」と笑う彼は、紙にサラサラと一本の線と十字の図を描いて、こう言ったんです。
「コーヒーの味なんて、基本、このマップの上を移動してるだけだよ」
その時見せてもらったシンプルな図が、私のコーヒーライフを180度変える「味の傾向マップ」との出会いでした。
これだけ知ればOK!コーヒー豆の「3つのキーワード」
そのマップを解説する前に、まずは最低限、これだけは!という3つのキーワードを、できるだけ分かりやすく説明させてください。
- 焙煎度(ばいせんど):味の方向性を決める最重要要素
コーヒー豆は、もともと緑色の生豆(なままめ)です。これを煎る(ローストする)ことで、おなじみの茶色い豆になります。この「煎り具合」が焙煎度。焙煎度が浅いほど「酸味」が強く、深いほど「苦味」が強くなる、とだけ覚えてください。これが味の方向性を決める、一番大事なポイントです! - 挽き方(ひきかた):抽出器具に合わせるのが基本
豆を粉にする時の粒の大きさのこと。なぜこれが大事かというと、粒の大きさでコーヒーの成分が抽出される速さが変わるから。細かすぎると苦味や雑味が出やすく、粗すぎると味が薄くなってしまいます。とはいえ、最初は難しく考えず、お店の人に「ハンドドリップ用でお願いします」と言えば、まず間違いありません。 - 産地(さんち):慣れてきたら楽しむ「風味」の要素
ブラジル、コロンビア、エチオピア…。産地によって風味が変わるのは事実ですが、これは少し上級者向けの話。まずは焙煎度で味の方向性(酸味⇔苦味)を選べるようになってから、次のステップとして楽しむのがおすすめです。
【この記事の核心】一枚の「味の傾向マップ」で好みの味が見つかる!
お待たせしました!いよいよこの記事の核心、「味の傾向マップ」の登場です。これさえスマホに保存しておけば、もう豆選びで迷うことはありません!
☕️ コーヒーの味は「焙煎度」のシーソーゲーム!
苦味
浅煎り
フルーティー
華やか
中煎り
バランス
深煎り
香ばしい
コク
この図のように、コーヒーの味は焙煎度によって、酸味と苦味のバランスが変化するシーソーゲームだと考えてみてください。
- 浅煎り(ライトロースト): 苦味は少なく、果物のような華やかな酸味(フルーティーさ)が特徴。スッキリした味が好きな人向け。
- 中煎り(ミディアムロースト): 酸味と苦味のバランスが良く、マイルドな味わい。迷ったら、まずはここから!多くの店の「ブレンド」はこれに近いことが多いです。
- 深煎り(ダークロースト): 酸味はほとんどなく、チョコレートやナッツのような香ばしい苦味とコクが特徴。カフェオレにしたい人や、どっしりした飲みごたえが好きな人向け。
【次のステップ】「風味・香り」の冒険に出かけよう
焙煎度で好みの方向性が掴めたら、いよいよ「風味・香り(フレーバー)」の世界へ!同じ中煎りでも、ナッツのように香ばしいもの、チョコレートのように甘いものなど、個性は様々。これが産地の面白さです。
代表的な産地の風味の傾向(あくまで目安!)
- アフリカ系(エチオピアなど):紅茶や花、ベリーのような華やかでフルーティーな風味。
- 中南米系(ブラジル、コロンビアなど):ナッツやチョコレートのような、バランスの取れたマイルドな風味。
- アジア系(インドネシアなど):大地やハーブのような、どっしりとして個性的な風味。
「今日はナッツ系の気分だから、ブラジルの中煎りにしてみようかな」なんて選べるようになると、コーヒーライフはさらに豊かになりますよ。
【実践編】いざお店へ!失敗しない注文の「便利な言葉」
マップで自分の好みの方向性がわかったら、次はお店での実践です!もう「おすすめはどれですか?」という曖昧な質問をするのは卒業です。これからは、この「便利な言葉」を使ってみてください。
「酸味が少なくて、苦味やコクがしっかりしているものが好きです。深煎りの豆はどれですか?」酸っぱいのが好きなら…
「フルーティーで、スッキリした酸味が楽しめるコーヒーを試してみたいです。浅煎りの豆はありますか?」
バランスタイプが好きなら…
「酸味と苦味のバランスが良い、マイルドなコーヒーが好みです。おすすめの中煎りの豆を教えてください。」
この言葉を使えば、店員さんもあなたの好みを理解し、ピッタリの豆を提案してくれます。自分の言葉で好みを伝えられるって、なんだか大人になったみたいで、ちょっと嬉しくなりますよ。
【焙煎度別】まず試したい!おすすめコーヒー豆3選
「理屈はわかったけど、具体的にどれを買えばいいの?」という方のために、各焙煎度の代表格で、比較的手に入りやすいおすすめの豆を3つご紹介します。
【浅煎り代表】 イルガチェフェ
「コーヒーって果物だったんだ!」と思い出させてくれる、華やかな香りとレモンティーのような明るい酸味が特徴。アイスコーヒーにしても美味しいです。

【中煎り代表】カルディ マイルドカルディ
「なんだ、結局そこかーい!」というツッコミが聞こえてきそうですが(笑)、これが本当に良くできているんです。名前の通りマイルドで、酸味と苦味のバランスが絶妙。毎日飲んでも飽きないし、どんなお菓子にも合う。まずはこれを「基準の味」にすると、他の豆との違いが分かりやすくなりますよ。

【深煎り代表】スターバックス イタリアンロースト
ガツンとくる力強い苦味と、スモーキーな香りが特徴。カフェオレやカフェラテにするなら、このくらいしっかりした豆がミルクに負けません。どっしりとした飲みごたえが好きな方におすすめです。

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まとめ:コーヒー豆選びは、あなたの「好き」を見つける冒険だ!
今回は、コーヒー豆ジプシーを卒業するための「味の傾向マップ」と「便利な言葉」をご紹介しました。
一番お伝えしたかったのは、コーヒー豆選びは「正解」を探すテストじゃない、ということです。それは、自分の「好き」を見つけるための、ワクワクする冒険みたいなもの。
高い豆が偉いわけでも、珍しい豆が美味しいわけでもありません。あなたが「ああ、この味、落ち着くなぁ」と感じる一杯が、あなたにとっての最高のコーヒーなんです。
さあ、今度の週末は、スマホに保存した「味の傾向マップ」を片手に、新しいコーヒーの世界へ冒険に出てみませんか?きっと、今まで知らなかった素晴らしい一杯が、あなたを待っていますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


