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【フィギュアスケート初心者向けガイド】得点が分からなくても大丈夫!観戦が10倍楽しくなる楽しみ方

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冬のスポーツの華、フィギュアスケート。選手が氷の上を華麗に舞う姿は、スポーツでありながら一つの芸術作品のようで見惚れてしまいますよね。

でも、いざテレビで観戦してみると、「今のジャンプは何回転?」「技の名前が呪文のよう…」「点数がどうやって決まるのかさっぱり分からない」と感じて、いつの間にか他のチャンネルに変えてしまった、なんて経験はありませんか?

ご安心ください。フィギュアスケートは、複雑なルールを完璧に理解していなくても、誰でも心から楽しめるスポーツです。

そして、ほんの少し「見る視点」を変えるだけで、その面白さは何倍にも膨れ上がります。

この記事では、難しい知識の暗記は一切不要で、フィギュアスケート初心者が「すごい!」と「きれい!」を深く味わい、次の試合観戦が待ち遠しくなるための楽しみ方のコツを紹介します。

 

【この記事のポイント】

  • ショートとフリーって何が違うの?観戦前の基本のキ
  • ジャンプ、スピン、ステップ…演技中に注目すべきポイントを深掘り!
  • 「技術点」「演技構成点」とは?得点の仕組みをもう少し詳しく解説
  • 選手の素顔が見える「キス&クライ」の楽しみ方
  • 観戦がもっと面白くなる!自分だけの「推し」の見つけ方

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【観戦の前に】これだけ知ればOK!フィギュアスケートの基本のキ

演技を見る前に、ほんの少しだけ基本的な知識を入れておくと、解説者の言葉がすっと頭に入ってくるようになります。

「ショートプログラム」と「フリー・スケーティング」は何が違うの?

フィギュアスケートの個人種目は、基本的にこの2つのプログラムの合計点で順位が決まります。

ざっくりと、以下のように覚えておくと分かりやすいです。

ショートプログラム(SP)
「決められたお題をこなす、約2分50秒の短い演技」です。ジャンプは3種類、スピンは3種類など、選手が必ず行わなければならない要素(技)がルールで決められています。必須要素が少ない分、一つのミスが順位に大きく響く、緊張感の高いプログラムです。

 

フリー・スケーティング(FS)
「選手の個性や実力を存分に発揮する、約4分の長い演技」です。ジャンプは7つまで、など要素の数に上限はありますが、どんな技をどの順番で入れるかなど、構成は比較的自由。SPの得点を引き継いで行われるため、SPで出遅れた選手がFSで大逆転する、といったドラマが生まれることもあります。

【演技中の楽しみ方】得点計算は忘れてOK!3大要素に注目しよう

それでは、いよいよ演技を見ていきましょう。

技の名前や点数は気にせず、まずは「すごい!」「きれい!」と感じる心で見ることが一番大切です。

① ジャンプ:氷上の花火!その迫力と美しさ

フィギュアスケートの最もダイナミックな見せ場です。

初心者が注目すべきは、回転数よりも「質」です。

  • 高さと飛距離:高く、そして遠くへ飛ぶジャンプは、それだけでGOE(出来栄え点)という加点が付きやすくなります。「今のジャンプ、他の選手より高いな」と感じたら、それは高得点のサインです。
  • 着氷の流れ:ジャンプを降りた後、全くスピードを落とさずに”スーッ”と氷の上を流れるように滑っていく着氷は、非常に質が高いと評価されます。逆に、着氷で体勢が崩れたり、氷の上でギギギッと詰まってしまうと減点対象になります。

▼超入門!ジャンプの見分け方

ジャンプは6種類ありますが、初心者はまずこれだけ覚えましょう。

「アクセルジャンプ」だけが唯一、前向きに踏み切るジャンプです。
選手がこちらを向いたまま、片足を前に蹴り出すようにして跳び上がったら、それがアクセルです。半回転多く回るため、最も難易度が高いジャンプとされています。「トリプルアクセル(3回転半)」は、女子ではごく一部のトップ選手しか跳べない大技です。

他の5種類(ルッツ、フリップ、ループ、サルコウ、トウループ)は、すべて後ろ向きに踏み切ります。まずは「アクセルか、それ以外か」が見分けられれば十分楽しめます。

② スピン:息をのむ高速回転の美学

まるで氷上のコマのように高速回転するスピン。その美しさと技術に注目してみましょう。

  • 回転速度と安定感:演技の終盤、体力が消耗している場面でもスピードが落ちずに、軸がブレずに回り続けられるかが大きなポイントです。
  • 姿勢の変化:スピン中に、立った姿勢→しゃがんだ姿勢→Tの字の姿勢、とスムーズに体勢を変えていくのも見どころの一つ。それぞれの姿勢がピタッと決まると、GOE(出来栄え点)が加算されます。

▼これだけは知りたい!美しいスピンの代名詞「ビールマンスピン」

背中を反らせて、上げた足のブレードを頭の後ろで掴んで回るスピンのことです。

まるでドーナツのような美しいポジションは、驚異的な柔軟性を持つ選手にしかできません。このスピンが出てきたら、その選手の柔軟性を讃えましょう!

③ ステップシークエンス:音楽と一体になる魔法の時間

ジャンプやスピンだけでなく、細かくターンやステップを組み合わせて氷上を滑る部分も見逃せません。ここが選手の個性や表現力が最も現れる部分です。

  • エッジワーク:スケートの刃(エッジ)を巧みに使い、深いカーブを描きながら滑らかに滑れているか。まるで氷を彫刻するかのような滑りは、トップ選手の証です。
  • 緩急と感情表現:音楽の盛り上がりに合わせてスピードを上げたり、静かなパートではしっとりと滑ったりと、全身で音楽を表現します。指先から表情まで、選手が演じる一つの物語に注目してみてください。

【演技後の楽しみ方】キス&クライで選手の素顔に触れる

演技を終えた選手がコーチと得点を待つ場所、それが「キス&クライ」です。ここでは、競技中とは違った選手の素顔が見られます。

得点表示の見方をもう少し詳しく!

画面に表示される点数は、以下のように構成されています。

技術点(TES):左側の数字
ジャンプ、スピン、ステップといった「技」の合計点です。基礎点に、GOE(出来栄え点)がプラス・マイナスされます。ミスのない演技をすると、この点数が大きく伸びます。

 

演技構成点(PCS):右側の数字
「スケーティング技術」や「音楽の表現力」など、5つの項目で評価される芸術点です。選手の総合的な滑りの上手さや表現力が評価されます。一朝一夕では上がらない、選手の地力が問われる点数です。

 

減点(Deduction)
転倒すると「-1.00」、時間超過などルール違反があると、ここから点数が引かれます。

「技術点は高いけど、演技構成点はまだ伸びしろがある若手選手」「圧倒的な演技構成点で逃げ切るベテラン選手」など、選手のタイプによって得点の出方が違うのも面白いポイントです。

得点を待つ選手の表情に注目!

演技を終えた安堵の表情、コーチとのハグ、予想以上の高得点に驚く顔、悔し涙…。

選手の人間性が垣間見えるこの瞬間は、フィギュアスケートの大きな魅力の一つです。ファンから投げ込まれるプレゼントのぬいぐるみ(通称:プーさんシャワーなど)も、会場の華やかな光景ですね。


まとめ:知識より「感動」、あなただけの楽しみ方を見つけよう

フィギュアスケート観戦に、最初から完璧な知識は必要ありません。

まずは、選手の美しい演技を素直に「すごい!」「きれい!」と感じることが、何よりも大切な楽しみ方です。

「あの選手のジャンプは高さがあって好きだな」
「この選手のステップシークエンスは、音楽と一体になっていて感動する」
「衣装がいつも素敵だから、次のプログラムも楽しみ!」

そんな風に、あなただけの「好き」を見つけることから始めてみてください。その「好き」が積み重なった時、あなたはきっとフィギュアスケートの奥深い魅力に、すっかり夢中になっているはずです。

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